2022.11.22 毛無山・十二ケ岳

毛無山・十二ケ岳山行記録

山行日 2022.11.12(土) 晴れ
参加者 L関山(記録)、SL堤、福井、蔦、吉岡、長谷川、矢沢、今堀
アクセス 往路)新宿バスタ6:45発→河口湖駅8:30(予定)/乗換9:10発→毛無山登山口
河口湖駅—<タクシー>—毛無山登山口—西湖東口登山者用駐車場
復路)十二ケ岳登山口—<西湖周遊バス>—河口湖駅/乗換—<電車>—高尾駅
行 程 西湖東口登山者用駐車場10:05—合流点/分岐10:20—ミネ山1241m11:00
—11:50毛無山12:10—①12:15—②12:20—③12:24—④12:30—
⑤12:42—⑥12:49—⑦12:55—⑧13:02—⑨下13:06—⑩下13:12—
⑪121:24—吊橋13:40—桑留尾分岐14:17—14:20十二ケ岳14:30—
十二ケ岳バス停16:00

高速バスは到着が1時間程遅れて河口湖駅に着いた。次の便の西湖周遊バス停に並ぶとともにタクシーを探した。タイミング良くタクシー2台をゲットでき、毛無山登山口まで行ってもらうことにした。しかし、若いドライバーは道に不案内で、もう1台について行くというが自分が先頭を走ってしまった。不安になった矢沢さんは地図アプリを見ながら監視していると、トンネルの手前にあるバス停を過ぎてトンネルを通過し反対側に出てしまった。止めてと言って戻ってもらうともう1台は登山者用駐車場の標識の近くに停まっていて、来たことのない駐車場に連れて行かれてしまった。登山口バス停とはだいぶ離れた場所だ。身支度をしてショートカットで登山道に行けやしないかと確証もないまま山側に向かって道なりに行くと、この地に不慣れな登山者を誘惑するように整備された遊歩道のような道と階段があった。これは近道シメシメと思って入り込むと墓地があり終点になってしまった。

誰も引き返そうとはせず、傾斜のあるヤブの中を上へ上へと突き進んだ。やがて整備された忠魂碑や石仏がある山道に出て、登山口バス停から文化洞トンネルを越えて登ってくる正規ルートに合流しほっとした。それにしても、街中では方向音痴な人(堤さん)が、里山のバリエーションルートになると生き生きとして俊敏な動きで、正規のルートを探し出してしまうとは凄いと感心した。とても疲れてしまったがスタートしてまだ15分のことだ。

ところどころに紅葉があるものの、葉を落とした高度差300mの樹林帯の斜面を喘ぎ喘ぎ40分程行くと、平らになった先に三角点がある。1241mのミネ山だ。ここから山頂までの高低差260mは比較的緩やかな枯山の落葉道歩きで、振り返ると樹木の隙間越に富嶽を見ることができた。高度1400mを超えると少し勾配が急になり、トラロープが出てきた。
そして頂上直下、ススキに囲まれた開けた登山道に出ると贅沢な大展望が背後に待っていた。そして、登り始めて1時間45分程で毛無山山頂に到着です。今山行では前座的な存在ですが、展望に関してはメインの十二ケ岳をしのぐほどの一級品です。正面にドンと構える富士の雄姿を背景に記念撮影です。

20分の昼食タイムののち、いよいよ十二ケ岳の尾根道ゾーンに突入していきます。その名の通り12ケのピークが次々に登場します。中にはピークといえるほどの山頂感が無かったり、ピークを踏まない(九ケ岳・十ケ岳)ケ所もあります。たまに展望が開けるとどデカい富士の雄姿とともに、眼下の湖も河口湖が遠のき徐々に西湖が近づいて見えてきます。そして、岩場や鎖場、ロープなど変化に富んだこのコースはアトラクション感覚で楽しめます。(ほんとかな!) 残すところあと一つになった十一ケ岳からは、いったん急峻で長い岩場を2段のロープを使って下ります。岩溝の隙間の下りあり、足場のないところありでロープを手放せない。このコースで一番の高感度があり、下った先に吊橋が待ち構えています。谷間に作られた不安定な吊橋はスリル満点です。吊橋を乗り越えたらすぐに岩場にとりつき、鎖やロープが設置された130mの高低差の急斜面を十二ケ岳を目指して登ります。山頂は石がゴロゴロして祠もあり狭いが、富嶽のビューポイントだ。毛無山から2時間10分、歩き始めて4時間15分だ。

水分補給や服装調整、記念撮影をして下山を開始した。桑留尾方面の登山道は明瞭であるが、滑り易い急峻なザレ場が続き、ところどころにロープが設置されている。途中、こうした場所でクラブツーリズムの歩行訓練が行われていた。しばらく訓練の様子を見ていたが、先を急いで黙々とバス停に向かった。バス時刻になっても一向にバスは来ず、渋滞で40分遅れのバスに乗って河口湖駅に行き、電車で高尾駅のいつものお店に行って遅い夕飯を兼ねた反省慰労会を楽しみました。

この毛無山~十二ケ岳の稜線は、岩場や鎖場、ロープ、そして吊橋など、変化に富んだコースで、誰でも登れてそこそこのスリルが味わえる隠れたクセになる名峰です。

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