2022.9.28~10.2 南アルプス聖岳・光岳

南アルプス聖岳・光岳

期 日:2022.9.28~10.02
報 告:賀川 聡樹

9月28日(水) 天気:晴れのち雨
行程:車にて芝沢ゲート12:00(着)─(聖光小屋から送迎)→聖光小屋泊

聖光小屋では3人(ご主人+ご主人の友達+私)だけだったので飯田の日本酒をご馳走になりながら山・釣り談議に花が咲きました。
談議の中で、小屋の裏山(笠松山)から尾根伝いに兎岳への直登ルートを開発中とのことで、飯田(長野)側から、聖光小屋→兎岳避難小屋→百間洞山の家→赤石岳・荒川岳方面へのバイパスとして売り込む予定であるとご主人は仰っておりました。

9月29日(木) 天気:曇りのち雨
コースタイム:総距離6.9㎞ 歩行時間9時間12分(休憩時間を含む)
行 程:聖光小屋6:16→西沢渡7:16→薊畑14:10→聖平冬季避難小屋14:46(小屋泊)

出発時、雨は止みましたがどんより天気。水量の多い西沢渡を恐々渡河し、大木の林立する針葉樹林帯、シダの群生地、苔の密生した倒木帯を観ながらの急登。なんとか薊畑に着いた辺りで霧雨+濃霧に覆われてしまい、聖平小屋への道がすぐ見つけられず、かなり焦り+疲労も重なりました。
そして小屋泊者は私1人だけでした。夜は鹿の鳴き声が人の悲鳴に聞こえたりするくらいすっかりばてたので、翌日の聖岳登頂は諦める事にして就寝。

9月30日(金) 天気:晴れ
コースタイム:総距離5.7㎞ 歩行時間7時間46分(休憩時間を含む)
行 程:聖平小屋7:00→南岳9:45→上河内岳11:19→茶臼小屋14:33(小屋泊)
聖岳に未練はあるが、背を向けて出発。草原を通り、急登して南岳、そこから心地よく縦走し、上河内岳では兎・赤石・荒川・聖がドーンと大展望。岩場を下り、ダケカンバの間を縫い、亀甲状土の草原を通り抜け、緩急あるザレ登りを経て、稜線の鞍部の分岐を少し下ると茶臼小屋へ到着。この日は登山道を独り占めできたし、快適すぎる1日でした。小屋泊者は3人だったのでなぜか安心して就寝。

10月1日(土) 天気:晴れ
コースタイム:総距離9.1㎞ 歩行時間10時間14分(休憩時間を含む)
行程:茶臼小屋6:04→茶臼岳6:43→仁田岳8:18→易老岳11:49→光岳小屋16:06(小屋泊)

茶臼岳を目指し出発。山頂は岩稜帯にあり、標識は霜まみれでした。

それから仁田池を通り、窪地の木道を歩いて希望峰、そこから仁田岳をピストンし、森林限界を縫うダケカンバ・樹林帯と広大なシダ群生地のトラバース道を易老岳に向かってひたすら歩く。

休憩後、三吉平からゴーロの谷筋を悪態付きながら登り、静高平の湧水でチャージして、ついにセンジヶ原の木道の先に光岳小屋が…。

小屋は新主人の人気もあってか20名位登山客がいました。
道中、大阪から来られた方と意気投合して湧水で割ったウイスキーを飲みながら大いに語り合いました。そのせいかトイレで夜中に起きてしまいましたが、満天のまばゆい星空を観ながら明日無事に帰還する事を心に誓い就寝。

10月2日(日) 天気:晴れ
コースタイム:総距離9.8㎞ 歩行時間10時間28分(休憩時間を含む)
行程:光岳小屋5:21→光岳5:35→光石5:49→イザルヶ岳7:50→易老岳11:54→易老渡15:47→芝沢ゲート16:06

朝食を早々に済ませ、上記の大阪の方と光岳を目指し出発。山頂からの展望は無いのでそのまま光石に向かい、朝日に染まる光石の上で山名の由来を感じながらご来光を観ました。

光小屋に戻りデポザックを回収、360度展望のイザルヶ岳(ご来光観るならここがお勧め)に立ち寄り、それから易老岳を経由して易老渡を目指し、痛む脚をかばいながらひたすら降りていきました。

易老渡からは大阪の方が手配したタクシーに便乗させてもらい芝沢ゲート着。これにて山行落着。

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