2022.10.1 西上州・小沢岳

西上州 小沢岳を西尾根から登りました

日時:2022.10.1土曜日
参加者:佐藤、上野、得津(報告)
コース:7:49高崎駅集合 8:30得津車で高崎を出発 9:30道の駅オアシス南牧 9:50登山開始 道の駅から車道を250m先の地点から南の尾根に取り付く 10:46 537m地点─ 10:50林道交差─11:09尾根先端の崖を迂回して尾根に這い上がる─11:18 600m地点で2本目の林道交差─11:43小沢岳へ向かう主稜線に到着─12:00~12:35稜線で昼食 12:50~13:35岩稜帯通過 13:51 1891峰通過 14:15~40いくつもの岩稜・岩峰を通過 14:45~15:00岩稜終わるも急な登り2ヵ所 ─15:05頂上近く一般道と合流─15:10小沢岳山頂15:35─15:44前衛峰─16:27椚峠─荒れて各所で崩壊した林道─16:45小沢岳登山口到着 登山終了 17:30道の駅オアシス南牧帰着 日帰り温泉「荒船の湯」入浴と食事 20:35高崎駅(着)解散

10/1 西上州のマッターホルン、小沢岳に登りました。

上州にはマッターホルンがいくつかあります。今回は西上州南牧町の小沢岳です。
もちろん地図読み山行です。

僕たちは、高崎駅前の駐車場に保管してあるジムニーに乗り込み、上信越道下仁田ICで下車。山道を走る事、30分程で道の駅「オアシス南牧」に到着。
ここの道の駅は登山口を兼ねていて、駐車場に車を置き、10時に登山開始しました。

小沢岳は紅葉と展望のハイキングコースが南側に設置され、3時間で往復できます。
今回、僕たちは登山道が無い、北側から登ったのですが、北と南では山容が全く違い、地図上では判別出来ない急な斜面と岩稜帯が連続するバリエーションでした。

堤防工事の脇の崖をよじ登り、取り付き地点(355m)からは、気が抜けない斜面が延々と続いていました。途中、大きな岩山が現れました。地図で見るルートはこの岩山を登らなければならないのですが、登るにつれ、ますます危険度が増し、登れたとしても、降りる事が出来ない事が予想出来たので、一旦引返し、巻道を探しました。
下り気味に何となく獣道のようにも見える巻道を見付け、歩き出したのですが、急で崩れ落ちそうな不安定な斜面をトラバースしなければならない場所が次々と現れ、最後には爪先で斜面に足場を作り、立木と草の根を掴んで通過しました。

しかし、足場が乏しく立木が無い所では滑落する危険が有ったため、僕はこれ以上進むことを諦め、「ここ歩くの、無理です!」と訴え、引返してももらいました。
岩の基部に戻り、岩の壁に沿うように進むと、樹木の間に人間一人が通過出来る程の細くなった登り斜面を見付け、立木を掴みながら登ると、岩の裏側に出ること出来ました。
下で待機していた佐藤さんと上野さんに大声で「ここ行けそうです!」と伝えました。
しかし地図上のルートに復帰できた安堵も束の間、また目の前に大きな岩山が現れました。三人で手分けして巻道を探しました。
今度は上野さんの出番です。僕と佐藤さんは偵察に出掛けた上野さんを不安気に待っていると、かなり上部から声が掛かりました。「ここ行けるよ~!」このような箇所が幾つか有り、通過するだけで精神的に疲れました。

15時過ぎ、やっと小沢岳山頂(1089m)に到着しました。標高差700m登るのに5時間かかりました。西日が射し込む頂上から180度、右から名峰妙義山、荒船山の西上州の山々、そして遥か彼方に八ヶ岳連峰が見えていました。楽しみにしていた佐藤さんの珈琲は今回もお預け。下山優先です。

今回の地図読み登山は難しかった~!地図に表現しきれない山の形や状況は、行って見なければ分からない。でも行った先が正しいかどうかも分からない。それだけにとても不安がありました。それでも登り切った時の達成感はありました。

帰りは荒船の湯で汗を流し、名物豚丼とお蕎麦を食べました。
高崎駅で佐藤さんと上野さんを先に降ろし、ジムニーを高崎駅駐車場に保管して、最終便の上野東京ラインで帰京しました。(得津)

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