2022.8.21~24 裏剣~仙人池と阿曽原温泉

裏剣~仙人池と阿曽原温泉

【日 程】2022.8月21日~24日
【参加者】L吉岡、渡邊(美)、松平(記)、加藤(記)、他会福島、他会松澤

【行 程】
21日(日)6:16東京駅発かがやき501号 8:23富山駅着 電車、ケーブルカー、バスを乗継 室堂着12:00 室堂出発  剣御前小舎15:20着
22日(月)5:10出発 剣沢雪渓~真砂沢ロッジ 9:30着 仙人池ヒュッテ15:20着
23日(火)6:00出発 仙人湯小屋8:55着 仙人谷ダム13:12着 阿曽原温泉15:26着
24日(水)6:10出発 折尾谷 8:24着  欅平駅 13:45着
トロッコ列車で宇奈月温泉駅へ。温泉で汗を流した後、ローカル線で新黒部駅へ。はくたか472号 20:00東京駅着

8月21日
初日は、室堂から剱御前小舎まで足慣らし。
JR長野駅と富山駅のはぼ真ん中に位置する仙人池を目指しました。
長い長い道のり、約25KM 4日間の山行。

8月22日
2日目は別山乗越から剱沢、仙人新道を仙人池ヒュッテへ

2日目は晴れましたが、他の日は曇り。カッパを着るような雨はほとんどなく、お天気に恵まれました。最終日、泥水地帯を20m程、歩かざるをえませんでした。靴の中に泥水が入ってしまったのが残念!

仙人池ヒュッテのオーナー 志鷹正博さん。下界では、コワオモテとの噂もありますが?
8月の裏剣、雪渓がまだまだ残ってますが、不安定な所もたくさんあります。
志鷹さんには、安全に縦走するための情報をたくさんいただきました。また雪渓を横断する分かりずらいルートでは、同行していただき安心して通過することができました。実はとても優しい方です。ありがとうございました。
(8/21~22 記録:加藤)

8月23日
仙人池ヒュッテ6:00~仙人湯小屋8:55~雲切新道入口9:15仙人ダム13:12~阿曾原温泉小屋15:26

昨夜の雨は上がっていたが雨具の用意をして出発、小屋のオーナーさんに雪渓の状態が悪いのでそこは案内します≪後で追いかけます≫と言って下さった。雨上がりの道は滑りそうで気を遣う。沢沿いのゴロゴロ道、やっと遠くに 雪が見えた頃オーナーさんに追いつかれた。≪先で待ってます≫と雪渓の所で待っていられた。アイゼンをつける。長さは20メートル位の雪渓ですが亀裂が入っているし途中薄くなってますゆっくり渡ってとアドバイスあった、この先もう一ヶ所あるとやはり案内し見守って下さいました。本当にありがたかったです。

ここからは仙人谷の左側を進み仙人温泉小屋へ、小屋に人が見えたので声をかけたら雪崩でツブレてしまい後片付けををして居るとのことでした。

仙人谷、源泉の下を渡り(流れているのは温泉で温かった。)2007年にできた雲切新道へ、急な登りが続き頂点からはロープ、丸太の階段となかなか大変な下りだったがよく整備されていて道もしっかりしていた。もう一度仙人谷を渡る。歩いても歩いても仙人ダムが見えず本当に下っているのかなと思っていると黒部川見え連続する長いアルミの梯子を降りると、仙人ダム、トロッコ電車が見えた。ホット安心。ダムの上から関電の施設内を通りぬけて広場にでた。ここで大休止、さあ後ひと頑張りと登りにかかる、下り始めて小屋が見えた時は嬉しかったがまだまだ遠かった。

小屋の主人が迎えてくれた。今夜は私達だけとのこと、露天風呂は男女一時間の交替で16時からは女性との事。ではまずビールでと、前に自販機ありで、よく冷えたビールで乾杯お疲れ様でした。

露天風呂は歩きで5~6分テント場に1張りのテント発見、今日途中で会った唯一の若い男性だな。今回の山行で楽しみでの一つである秘湯の湯で汗を流せることです。草原の中の露天風呂は湯かげんも程よく開放感いっぱいで気持ちよくゆったりとした贅沢な時間に満足した。木々の緑が綺麗、秋晴れの紅葉が浮かんできた。夕食も美味しかった.冷やしソーメンに氷が浮かんでいる。梨のデザートも甘く私には初物でした。

広い部屋に5人、意のままに布団が敷けた。あれ雨の音が凄い、テントの人大丈夫かな?今夜降って朝にはあがってるかなあ明日を心配しながら眠った。

8月24日 阿曾原温泉小屋6:10~折尾谷8:24~大太鼓9:34~欅平13:45
起床4時、軽く食事。小雨ではあるが雨具を着るほどでなく小屋を出る。今日はあまり登り下りのない水平道10㎞強と思っていたが仙人谷まで下りそこから100メートル位登り丸太の梯子でやっとこさ水平道に着く。

これからはたしか道は細いが登りはないはず、下を向けば高度感ありで怖いがちょぴり楽しい感じもする。天気も良くなり青空も見えた。

2時間位歩き折尾谷の隧道に、先が見え短いが中がドロドロで田んぼの中を歩いているようだった。しばらくすると入口近くに人の姿が工事の人達が泥をかき出しに来たようでした。(ネットで調べたら先日の大雨で中は水浸しだったらしい、水は抜く穴がありで抜いたが泥はたまったままになったようです)途中出会ったのは2人だけでよかった。

志会谷のトンネルは150メートル、ヘッ電を付け何事もなく通過できた。補修工事用に丸太や針金がところ所に置いてあり秋のシーズン前に仕事の人が入るのかな?私はこの水平道を歩くのは4回目、いつも感じるがこの道造るのは大変だったろうな。遊びで使わしてもらい感謝です。

トロッコ電車の音が聞こえ水平道終わりの道標がありで、あとは下るのみ、しっかりした階段も付けられていたが疲れた足にはこたえた。皆さん無事欅平に到着。

トロッコ電車の時間が迫っていて急ぎ乗っかる。座って回りの景色もさることだが4日間の山行の余韻に浸り大変だったな、丸太の梯子、ごうごうと流れる谷にかかる丸太の橋いくつ越えたのか思いだせないなあ。天気も味方してくれたようで夜に降り朝にはあがっていた。皆さんと一緒に無事歩けて満足感でいっぱいでした。
また山小屋の人達の温かいご支援に感謝の山行になりました。 (8/23~24 記録:松平)

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