品川山の会”さんかくてん” WEBマガジン

2022.7.3~7 利尻山(1721m)

百名山最北の名峰・花の百名山
利尻山(1721m) 山行記録

日 程:2022年7月5日(火) 曇り時々晴れ
参加者:佐藤(L)・上野・得津・渡辺・福井・長谷川(記録)
コースタイム: 鴛泊ルート
起床2:15 (スタート)利尻島ファミリーキャンプ場「ゆ~に」(標高38m)3:26発→4:10利尻北麓野営場(220m)→4:20 3合目:甘露水(275m)→4:53 4合目(415m)→5合目(620m)→6:04 6合目:第1見晴台(768m)→7合目(896m)→7:48 8合目:長官山(1218m)→8:56 9合目(1420m)→10:00利尻山山頂:北峰(1719m)着(昼食・展望の為1時間の休憩)山頂発11:00→11:40 9合目→12:44 8合目:長官山→13:28 7合目→6合目→14:25 5合目→15:08 4合目→15:45 3合目甘露泉→15:58利尻北麓野営場→16:51利尻島ファミリーキャンプ場「ゆ~に」(ゴール)

2日前に羽田空港→新千歳空港→札幌丘珠空港→利尻島へ来て、天気予報を確認してこの日に決定しました。予報では「曇り」だった前日も天気がよくて、美しい山の姿を麓から眺めてました)
ロングコースのため暗い中の出発でしたが、キャンプ場なので外灯があり、寒さは全く感じずに、利尻北麓野営場までは車道歩きでちょうど体慣らしになりました。
野営場からはよく整備された登山道(1・2合目が見つからなかったのですが、山頂まで標識があり、頑張る目安になります!)を約10分程歩いて、3合目:日本名水百選に選ばれた「甘露水」に到着です。(とても冷たい水が湧き出ている最後の水場)。すぐ近くにあるポン山(444m:ポンはアイヌ語で小さいという意味)への分岐点を通過して、造りのしっかりとした「乙女橋」を渡り、5合目までは緩やかな傾斜の原生林の中を順調に進みます。
5合目から6合目の間に急登が出てきて大汗となり、呼吸を整えて進み、森林限界を超えた6合目(第1見晴台)で小休憩。ゆったりとしたスペースがあり、冷風が汗ばんだ体にとても心地よく、全体に曇っていたので山頂の太陽を祈りました。
ここから8合目まではつづら折りの急登で、やっと着いた8合目(長官山)では、晴れていれば山頂が見えるはずでしたが、雲の中・・・。

避難小屋のある鞍部まで少し下り、また急登。

登山道の横には、利尻山の固有種である「リシリヒナゲシ」が生き生きと咲いていて癒されました。1年間のうち、長い期間を強風と雪に耐えて、健気に花を咲かせることを思うと励まされます。
9合目から山頂までは、火山の赤茶色の小石に足を取られないように気をつけて登り、沓形ルートの合流地点を通過して、もうひと頑張り!!
トップを歩く佐藤リーダーの軽快かつ絶妙なペース配分で、予定より早く山頂(現在、登れる山頂は北峰のみ)に到着しました。信仰の山ということで、利尻山神社奥宮の祠が鎮座してます。名峰のベストシーズンというだけあって、全国から登山客が集まり、記念撮影で賑わってました。到着時点ではガスってましたが、気長に待っていると風が吹いて、南峰の方向に堂々とそびえ立つ「ローソク岩」や山腹の深い谷にある雪渓が表れると「おー!!」っと登山客の歓声が上がりました。山頂での1時間の滞在中に、残念ながら360度の展望は無理でしたが、はるばるやって来て、海から山頂まで登れた充実感で大満足でした。
名残惜しく、登りと同じ鴛泊ルートで下山。時々顔を出す太陽の暑さと早朝からの登山で疲労が溜まってきたのか、登りより下りの方が長く感じました。急な下りの6合目を通過して傾斜の緩やかな道になるとホッとし、名水「甘露水」で喉の渇きをいやしてゴールを目指しました。
利尻北麓野営場で携帯トイレの回収と靴を洗って、利尻島ファミリーキャンプ場「ゆ~に」に到着。すぐ近くの利尻富士温泉(露天風呂あり。500円)で元気回復して、連泊しているコテージで打ち上げ~。前日に作っておいた味の馴染んだカレーと夏野菜の素揚げ、サラダで乾杯!!
憧れだった北海道の山行で、貴重な高山植物に出会えて本当にラッキーでした。
なお、今回の山行で出会えたそれぞれのお花の紹介は、今後の会報「花ごよみ」のコーナーで、参加メンバーがご紹介しますので、どうぞお楽しみに・・・・・。
企画してくださった佐藤リーダーと皆さん、ロングコース本当にお疲れ様でした!
ご一緒できたことに感謝いたします。

7月5日の利尻山山行(長谷川さん記録)以外の7月3日 4日 6日 7日の観光等を報告します

7月3日 東京から現地・利尻島へ移動日
08:15 ADO羽田(発)~09:45 新千歳空港(着)
札幌丘珠空港まで地下鉄とタクシーで移動及び食事
14:35 JAL札幌丘珠空港(発)~15:30 利尻空港(着)タクシーで10分
16:00過ぎ 利尻島キャンプ場「ゆーに」コテージ【泊】
利尻島までは羽田─飛行機─稚内─船─利尻島の交通手段もありましたが、交通費と稚内での時間ロスの面から羽田~新千歳・札幌丘珠~利尻空港経由だと航空運賃片道1名13000円以上安くなることから札幌丘珠からの便を選ぶことにしました。札幌丘珠空港から道内各地と松本、富士山空港、三沢空港まで小型機が飛ぶ、道内のハブ空港的存在になっているとは知りませんでした。
新千歳空港から札幌までは快適な快速電車を利用。長谷川さんは息子さんが札幌の大学院生との事、息子さんに会ってから又合流するとの事。札幌市の駅ビルは新しく客は多く、都心の斬新な商業施設よりも更に立派でした。札幌丘珠空港はいかにもローカル空港らしく飛行機もバスのように小さく可愛らしい定員もバス並みの48名です。
飛行機は順調に利尻空港に到着、正面に利尻山が聳え、利尻に来たのだ、登るのだの気持ちが沸いて来ました。飛行場からタクシーで10分ほどで到着。「ゆーに」キャンプ場で手続きを完了し、コテージに入り、直ぐに徒歩15分程の島の北部で唯一の買い物ができるセイコーマートに夜食・朝食の買い出しを行う。夕食の準備後、近くの日帰り温泉「利尻富士温泉」で入浴後、コテージのデッキでホタテ・イカ刺しそして焼きそばにビールを涼しい風を浴びながら、まずは現地に到着の祝いの乾杯でした。明日はのんびりと利尻島北部を散策なので気楽な気分でした。
19:30日没 20時過ぎまで薄明りが残ります。

7月4日 2日目 利尻島散策
今日は明日の厳しい登りに備えてのんびりし体調を整えるにの為。「ゆーに」キャンプ場近くの景勝地をめぐる事にしました。
先ずは鴛泊市街地の外れにあるペシ岬へ行くことにしました。ペシ岬は標高92.7m、港から90mの登りがいのある急峻な岬です。眼下に鴛泊港、そして前面に雲に見え隠れする利尻山を見ました。
そして夕日ヶ丘から薄っすらと礼文島を見、富士野園地ではエゾカンゾウの群生を見ました。
帰路、お馴染みになったセイコーマートで今夜の夕食・朝食と明日の利尻山山行で遅くコテージに帰着してからの夕食準備は「大変しんどい」とカレーライスの食材を買いました。

コテージに戻ってから今夜の夕食準備と明日のカレーの煮込みの準備後、利尻富士温泉に入り、夕食です。今夜はホタテとイクラ丼とサラダと豪華な夕食でした。
明日は2時15分の起床の為、まだ明るい19時15分に消灯しました。

7月6日 4日目 礼文島ハイキング
(利尻)鴛泊港09:20─10:05(礼文)香深港
(礼文)香深港16:30─17:15(利尻)鴛泊港
今日は礼文島ハイキングに日です。もっと島全般を巡りたいとの議論がありましたが、昨日の利尻山登山で14時間行動の疲れや利尻への帰路のフェリーの時間もあることから利尻山の展望のよい事で知られる桃岩展望台コースを歩くことにしました。
香深港から車道を歩いて桃岩に行く予定でしたが香深港で運よくジャンボタクシーがあり、桃岩までの九十九折の車道を歩かず大助かりでした。桃岩展望台付近は多くの観光客でしたが、元地灯台への道はほとんど人もいず、花畑の道をのんびり歩きました。レブンウスユキソウの群生も多くあり、他の花々と共に美しい礼文島の緑の丘を楽しみ、美しい碧い海を味わいました。利尻山は夏特有の水蒸気が多く、やや霞んで残念です。渡辺さんは以前に9月下旬に訪れた時は利尻山は海の向こうに透明な鮮やかな姿を見せていたとの事。

コースの最後に「北のカナリアパーク」という小学校分校跡が丘の上に建っています。この場所から海を隔てて利尻山が聳えいます。
10年前吉永小百合主演の映画「北のカナリヤたち」の舞台になった場所です。

30年ほど前には実際に子供たちが通った分校の跡でした。夏は素晴らしいが寒風吹きすさぶ冬の厳しさも感じさせる場所でした。

バスで香深港にもどり、地元食堂で貴重な馬糞ウニ丼5000円を頂きました。
(ロシア・ウクライナ情勢でウニの輸入が止まり、国内産は高騰、利尻の鴛泊港の食堂はウニ丼はなんと8000円ですが多くの人が順番待ちでした。

7月7日 5日目 最終日
10:00~14:00 利尻島一周観光
16:00 利尻空港(発)~16:55 札幌丘珠空港(着) 新千歳空港へ移動
20:35 ADO 036便(発)~22:15 東京(羽田)(着)解散
今日は帰京の日、午後の飛行機便まで半日ほど時間があるので一試案、バスの利用は1日2便で時間も合わず、レンタカーも数ヶ月前の予約でダメ。利尻富士町のタクシーも今日はダメ。
運よく島の隣町の利尻町のジャンボタクシーがあり、島を一周することにしました。5日間世話になった「ゆーにキャンプ場」に別れを告げ、島の南東部にあるオタドマリ沼に向かいます。北海道土産の代表的なお菓子「白い恋人」の包装紙の荒々しい山はこの付近からの丘から見た利尻山との事ですが、相変わらずの夏雲の+中でした。
沼浦の海岸とオタドマリ沼を一周し、この島のやや寂しい雰囲気を味わいました。仙法志御崎公園でアザラシの泳ぎを見学し、利尻空港に向かい、東京への帰路につきました。(佐藤)

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