2022.5.7 小金沢連嶺(湯ノ沢峠~滝子山)

小金沢連嶺(湯ノ沢峠~滝子山)

〇日程 5月7日(土) 晴れ
〇参加 三戸(L記)・関山(SL写真)・福井・蔦・渡辺(美)・矢沢
〇行程 8:15甲斐大和駅―タクシー9:10湯ノ沢峠―9:50大蔵高丸―10:20ハマイバ丸―11:35大谷ケ丸(昼食)12:00-13:00滝子山―14:00桧平―15:55藤沢―16:15初狩駅

大菩薩嶺から石丸峠・湯ノ沢峠を経て滝子山に繋がる峰々を小金沢連嶺と呼ぶが2020年に北部、2021年に中部の山行計画を実施、今年、最終章として南部・湯ノ沢峠~滝子山山行に挑戦し、3年がかりにて小金沢連嶺全行程を踏破した。

初夏の爽やかな朝、甲斐大和駅からジャンボタクシーにて登山口の湯ノ沢峠に向かい、そこから本山行の最高峰大蔵高丸(1,781ⅿ)を目指す。

手入れの行き届いた稜線を進むと鹿除けの柵があり、中に入るとお花畑の立て札があるものの、今の季節は枯れた草原が広がっているだけであった。それでも所々に可愛らしいピンクの花満開の豆桜が見られ、ソメイヨシノの華やかさとまた違ったほのぼのとした姿に心が和まされた。
40分ほどで大蔵高丸の頂上に至るがこの日、白雲は浮かんでいるものの青空が全体に拡がり、富士山をはじめ遠くは甲斐駒ヶ岳など南アルプスの山々が大きなスケールで展望され、その素晴らしさに感動を覚えた。

新緑が眩しいまるで公園の中を歩いているような気持ちの良い草原状の稜線を進んでいくとハマイバ丸に着く。漢字で書くと「破魔射場丸」となり山岳信仰と関係がありそうだが詳しくは解らない。

いくつかのアップダウンを重ねていくと一つのピーク上に「天下石」と名付けられた大岩がポツンと立っていた。周りにほかの岩はなく大きな隕石なのか、あるいは富士山の噴火で飛んできたのかなど想像したが、立派な名前の由来と共に不思議な存在である。
米背負峠という、これもまた趣のある地名の峠を過ぎ、三丸の最後である大谷ヶ丸に到達する。登山口より約2時間半、ここで少し早めの昼食を摂る。食後すっかり元気を取り戻した体で本日最後のピーク滝子山に向かう。

ここまで殆ど他人に会うこともなく我々だけの山行を楽しんできたが、滝子山山頂直下の鎮西ケ池あたりで道証地蔵方面から登ってきたと思われる10数名のパーティーと出会う。考えてみればGWの土曜日に今まで数人しか出会わない方が珍しいと気付いた。一気に頂上に駆け上り記念写真を撮る。深呼吸の後、改めて北方面を望むと大菩薩嶺から延々と続く小金沢連嶺のたおやかな峰々が見渡せ、3年越しの連嶺踏破に対する達成感に満たされる。

しばし感慨に浸ったのち、おなじみの長~い下山道を桧平、水場、藤沢経由で初狩駅に向かう。駅周辺で新たに見つけた

若夫婦が営むオシャレ居酒屋で本日の健闘を称えあい、美味しいお酒に溺れてしまったのは、いつもの反省事である。

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