2021.10.10 霧の武甲山(1304ⅿ)

霧の武甲山(1304ⅿ)

日 程 10月10日(日) 曇り
行 程 6:50池袋―8:09横瀬駅―8:35一の鳥居―10:00大杉広場―11:00武甲山―11:30武甲山―14:00橋立鍾乳洞―14:30浦山口駅
参加者 三戸(L・記)関山・長谷川

池袋よりプチ贅沢に特急ちちぶに乗車し横瀬駅に向かう。横瀬駅から武甲山登山口である生川一の鳥居まで約15分のタクシーを利用するが、歩けば約1時間半、武甲山から採集した石灰石を運ぶダンプが巻き上げる粉塵で大変な道だそうだ。

武甲山は日本二百名山に数えられ秩父の名峰として知られている。山頂には御嶽神社が祀られており、登山道は頂上神社への表参道にあたり山頂神社の五十二丁目まで一丁目ごとに石標が立ち並ぶ。一の鳥居(518m)をくぐり1時間程歩くと不動滝に出る。落差35mの大滝で汗ばんだ額に涼風が心地よい。暫し休憩の後、濃い霧の中カラマツや古杉が樹立する幻想的山道を登り続ける。やがて樹齢400~500年と言われる大杉が現れ、壮大かつ神秘的な姿に心が打たれる。

五十二丁目までの石票を指折り数えながら約2時間半かけて山頂に至る。頂上展望台から本来なら近くは両神山、遠くは谷川連峰まで見渡せるとの事だがあいにくの濃い霧に視界が阻まれそれらの山姿を想像するのみである。

御嶽神社横に鐘楼があり、本日紅一点のお姫様が代表して鐘を突く。願いは世界平和とコロナ退散というが本当は何を願ったのかは本人しか分からない。昼食休憩の後、浦山口に向け裏参道を下山する。裏参道は午前の表参道と違い道幅狭く相当地味である。まさに人生裏表、転ばぬよう用心しながら降りることとした。

最終地点近くには橋立鍾乳洞があり、時間的に余裕があったので立寄って見ることにした。暗い鍾乳洞内の道程は狭く長く、何度か頭をぶつけながら長い鉄梯子を登るなどインディジョーンズの冒険世界を彷彿とする楽しさを味わうことが出来た。浦山口駅から西武秩父駅に出、反省会と称し生ビールと秩父名物「わらじカツ」に舌鼓を打ち帰宅の途に就いた。

【長谷川さん感想】雨上がりでみずみずしい杉林の表参道は清らかな気分になり、山頂で真っ白に覆われた秩父の街並みを想像して、裏参道の細い急坂を滑らないように楽しみました。最後に橋立鍾乳洞も探検できて充実した山行となりました。三戸リーダー、急にプランを立てていただき、本当にありがとうございました。
【関山くん感想】ぼくはいつもパルスオキシメーターを持参し、いつでもどこでも心拍数をチェックするように習慣づけている。そして、自分の歩くペースを見つけてそのペースを維持しながら歩行するようにしている。ぼくの歩くペースは、主観的運動強度の7段階(1非常に楽、2かなり楽、3楽、4ややきつい、5きつい、6かなりきつい、7非常にきつい)のなかの「3楽である」と「4ややきつい」の間で歩くように、脈拍数90~100程度を意識している。このペースは、「息切れしない」、「歩きながら会話ができる」速さだ。だから、「歩くペースの速い人」、「長時間休憩を取らない人」とは一緒に登れないのだ。その点、今日のリーダーはメンバーの体力や年齢を考慮して、無理をしない、疲れない、ほど良い歩行ペースを作って下さり、疲れ知らずの山行を楽しむことができた。大感謝です!

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