2023.1.8 上越・今倉山(1037m)

上越・今倉山(1037m)兎年初の雪山

日 程:2023 年1 月8 日(日)
メンバー:桑村(L) 吉岡(SL) 長谷川、堤、渡辺綺、渡邉み、新美、矢沢(記)
行 程:上越線・水上駅集合8:35…8:50登山口9:15…上杉謙信の碑9:40…866m地点…13:10 今倉山13:36…第2 リフト 中間地点(リフト乗車)…14:30 ホワイトバレースキー場下…谷川温泉・湯テルメ…水上駅

(トレースのない雪山のため、ヤマレコ等の記録もポイントが少なく、自分の記録が大切でした。反省)
ボーダーが沢山降りた水上駅。私たちは徒歩で車道を歩き、利根川にかかる橋を渡り谷川温泉方面へ。
15 分程で登山口に着き衣服調整して階段坂を登るが、すぐにひざ下までの積雪となりワカン装着。つけ方は知っているつもりだったが、綾乃さんからずれないために靴の土踏まずとワカンの底紐を合わせるとのこと、なるほど。やっと準備整い出発したが、いきなりの急登尾根で新美さんを先頭に進む。長い急登を終え2 番手は長谷川さん、力強く進む、さすが若手です。ふと上部前方を見ると、5 頭ほどのシカの群れが跳ねるように急坂を登っていく、後方から来る私たち人間に気づき急いでいるようだった。
そして次は私の番、シカ道をたどりながら歩くが、さすがに5 頭も通ると溝が深く掘れ、シカも、モデル歩きの踏み跡はワカンではたどれない。ふと見ると足跡の蹄が割れていた。もしやカモシカ?シカ道を外れると雪深くなり、段差も大きくなる。さすがシカさんは良い道を知っている。私は雪深い段差で登れず体力を消耗してしまい、みち子さんに道を切り開いてもらいやっとの思いで鉄塔にたどり着く。シカ道と尾根を外さないことが重要だと知る。
先頭から最後尾に回ると何と楽ちんなことか、 急に周りの景色が耀き楽しい。青空が広がり、眼下には水上の 町。 先 頭を交代しながら進んで行くと、ある地点で桑村さんがピタリと止まり、 GPS で確かめるとピタリ 866m 地点、ここからやや左に進路を変える。さすが桑村さん!
この辺りから急に雪が重くなりワカンにくっつく!標高が上がったのにどうして?と思うが、斜面の向きや風向き等が関係しているのではとのこと。ぽっくり状態になってしまうワカンで重い足を上げるのはウエイトを付けて歩くようなもの、またついた雪をピッケルでたたく音はカンカンと木こりが木を切っているように山に響いていた。
今倉山はなだらかな広い山頂で標識も見当たらず、スキー場のリフトが下に見えて
頂上だと確認した。この登り4時間弱水分補給位で来たので、山頂下にてやっとの昼食となる。
下山コースは幾つかあったが、時間、体力を考えリフトも使用しながらスキー場脇を下りることとなる。ここまでシカ以外誰一人会わなかったが、スキーヤー達はこの人達は?何?という感じだった。事前に堤さんがスキー場に連絡を入れてくださったのでパトロールの方が来て、スキー場の脇を歩く時も、第 2 リフトの中間地点からリフトに乗る時も案内して頂き、リフトの乗降時には、一人づつ運転を止めてくれたので安全でとても助かりました。
さらにスキー場から下り、立ち寄り湯「湯テルメ」に到着、お客さんは多かったがゆったりと温泉に浸り疲れをほぐした。
その後2階休憩所にて乾杯、桑村リーダーとともに今年初の雪山で頂上を踏めたことを喜び合った。
私自身は、自分の体力のなさと雪山歩きの技量のなさを感じた山行で、2月の雪山訓練で技術を学びたいと思う。
※シカとカモシカの違い
・シカはシカ科、カモシカはウシ科の分類
・足跡→どちらも蹄の先は割れている
カモシカの方がやや太い
・シカは集団で移動、カモシカは単独行動が多い
・シカはフンを歩きながらするのでバラバラ、カモシカは止まってするので山になっている以上のことから、今回助けを借りた動物はシカでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です