2022.7.23~26 荒川三山~赤石岳

南アルプス 荒川三山~赤石岳

日 程:7月23日~26日
メンバー:L金子、吉岡、松尾
行 程
(7/23) JR静岡駅→10:00しずてつジャストラインバス(約3時間)→畑薙夏期臨時駐車場送迎バス→椹島ロッジ(小屋泊)
(7/24) 椹島ロッジ→千枚小屋
(7/25) 千枚小屋→悪沢岳→中岳→前岳→赤石岳→赤石小屋
(7/26) 赤石小屋→椹島ロッジ→畑薙夏期臨時駐車場→しずてつジャストラインバス→JR静岡駅

7月23日
JR静岡駅に集合し、しずてつジャストラインバスで畑薙臨時駐車場へ。駐車場からは椹島ロッジの送迎バス「赤石号」(ナンバープレートは赤石岳の標高3120)に乗車してロッジへ向かうが、途中所々に落石があるようでドライバー自ら落石をどけに行くのと、道が悪いので以外に時間がかかる。前泊の宿まで半日以上かかり南アルプスのアクセスの大変さを実感する。ロッジに到着後は、お風呂に入り夕食を頂き早めに就寝。

7月24日
5時椹島ロッジを出発。二軒小屋方面に林道をしばらく歩くと荒川岳登山口となる千枚大吊橋に着く。いよいよ長い縦走の始まりでもう後戻りできない。まずは急坂を上がって行き、鉄塔横を通り、6:30には岩頭見晴までくる。暑いので休憩をしながら歩くが以外にコースタイム通りで、その後は林道を何度か横切りながら見晴台を目標に登っていく。樹林帯を抜けたら見晴台があると思いながら行くが、なかなか到着しない。樹林帯の登山道は、雰囲気のいい道で気持ち良く歩ける。結局見晴台に気が付かずに通り過ぎてしまい、悪沢岳、赤石岳の雄姿を見ることができず、心残りのまま12:15千枚小屋に到着。夕食の17時まで時間があるので景色を見ながらのんびり過ごす。夕食後は、翌日の荒川三山、赤石岳に備えて早めに就寝。(記録:松尾)

7月25日
4:15今回のコース千枚岳から赤石小屋までの長く厳しい山行のはじまりです。外はまだ薄暗く太陽は顔を出していません。ゆっくりと岩場のやせ尾根を通過しながら、第一ポイントの千枚岳に向かいます。途中木々の隙間から太陽の顔がみえはじめました。

5:00 千枚岳から丸山3032mを通り今回百名山一座目、南部最高峰の悪沢岳(東岳)3141mに6:45順調なペースです。富士山が私達をずっと見守ってくれます。心強い限りです。悪沢岳から2893mのコルまでせっかく登ったのに激下り、中岳避難小屋まで登り返すとかわいい小屋がみえてきました。
小屋の周りにはネットで保護されているクロユリがたくさん咲いています。クロユリはよく見ないと気が付かない程ひっそりと下を向いています。

前岳9:10 ここからはこのコース二つ目のポイントです。フェンスの扉を開けるとお花畑の中に放り出された3人、写真ではこの様子は表せないなー‼と思いながらも、シャッターをきっていました。チングルマ、ハクサンイチゲ、イワウメ、ゴゼンタチバナ、シナノキンバエ、ハクサンフウロ、タカネナデシコなどなど。フェンスの出口のドアを閉め次のポイントは荒川小屋です。

10:40 荒川小屋到着。地図上では今日の行程の半分は行ったね!と3人で話していたことはあまかった。どこに問題があったかは後ほど。天気にも恵まれ赤石岳を目指して次のポイントは大聖寺平11:40 朝出発からもう7時間程経っているので疲れがでてもおかしくない時間帯です。ここから小赤石の肩まで300mの登り、昨日の3人の会話でここが一番体力的にも精神的にもきついかもね!と話していた場所です。とにかくもくもくと下を向いて登ります。太陽がギラギラ、汗がポタポタ、足取りトボトボ。
13:10 小赤石。ここまでくれば分岐でデポして赤石岳を目指すだけです。13:45 百名山二座目赤石岳です。千枚岳から悪沢岳今日歩いてきた稜線がみえて感無量です。これも金子さんが計画を立ててくれたおかげ、あとは赤石小屋まで3時間下るだけとホットしたことが、先ほどの甘かったとお話しした場所です。ここからの下りは今回一番の危険地帯かもしれないとおもいました。ザレタ急下り、一歩間違えればズルズル落ちるトラバース、予想以上に時間がかかりました。富士見平16:30 ここからは樹林帯なので少しピッチがあがり無事17:05 赤石小屋に到着です。もうすでに一回目の夕食は始まっていて私達はビールとコーラで乾杯です。思い出に残る大変な山行でした。

7月26日
最終日 朝から小雨で雨具の用意5:50 椹島ロッジ目指してレッツゴー‼ 幸い小雨も上がり長―い下山です。滑って転ばないよう細心の注意を払いながらおりました。
下山途中何度か「アーウオーウオー」と何かの鳴き声が聞こえてきました。その声を検索した金子さん。アオバトと判明しました。
(記録:吉岡)

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