2021.10.3 越後会津国境の秘境・御前ケ遊窟

越後会津国境の秘境【御前ケ遊窟】

日時 2021年10月3日(日)
メンバー 渡辺美(L) 桑村(SL) 金子 吉岡 福島(会員外) 桐畑(記録)
集合 JR 磐越西線 津川駅
2日(土) 14:50 ブナの宿 小会瀬 前泊
3日(日) 6:00 棒目貫登山口 ソウケイ新道分岐 8:40 シジミ沢出合11:40御前ケ遊窟 12:05 ピーク 12:54 井戸小屋山 13:59 林道出合14:44 登山口

以前からさんかくてんで計画はあったものの、天候その他でなかなか実現できなかったという御前ケ遊洞窟を楽しんできました。新幹線で長岡まで そこから JRを乗り継ぎ 新潟県と福島県の県境になる津川駅まで。関西人の当方にとっては初体験ゾーンでした。津川は狐の嫁入り行列で有名だとか。前泊は温泉宿。御神楽岳の際もここに泊まったとか。横に芝生が拡がるキャンプ場も併設されたキレイな温泉宿でした。次の日はスラブを登るので多少前夜祭の酒も控えめにして夜はマッシャーの練習を急遽あやのさんがやりだしたりとワクワク ドキドキしながらも早めに就寝。

翌朝は雨もすっかり止み、蒸し暑い中を沢筋の樹林帯を進みました。あまり人が来ないこともあり、シジミ沢出合までは地図読みしながら前進。荒れた道のトラバース道は、ぬかるみが滑り苦労しました。

出合いからは窟まで沢とその先に垂直(下から見上げるとそんな感じに見えます)に立つスラブを上がって行きます。低山ですが例えれば涸沢から穂高の壁を見上げる風景にも似た圧巻の景色です。

最初は狭い沢をつめていきます。水量はないですが傾斜が急。そこからスラブを登りますがルート選びが結構重要です。比較的傾斜がゆるそうな左手を登りましたが、下を見ると相当の高度感。もし滑って落ちたらさっきつめた沢まで一直線に落ちて行くかもとヒヤヒヤもしながら一歩ずつ登って行きました。筋力も使います。

苦労しながらも窟にたどり着くとそには石仏が。その昔、平家のお姫様が隠れていたとかという伝説があるそうです。その後20分ほどでピークへ。さっき登ってきたスラブを見下ろす360度のパノラマを楽しめます。遠くには飯豊山も見えていました。

下りは時間的にも鎖場が連なる雨上がりのソウケイ新道下山ではなく安全第一で井戸小屋山経由周回して下山することに。井戸小屋山では登山道を整備した後ちょうどピークで休憩されていた地元のお二人と出合いました。いつもご苦労様です。できたてのピークの看板の前で記念撮影。なんと新潟県山岳連盟の会長さんとそのお仲間でした。

下山後は宿に戻り温泉で汗を流した後はお待ちかねの乾杯。熱燗美味しかった。魅力的な風景とスラブ登りでした。皆様 機会があればぜひ一度チャレンジしてみて下さい。(桐畑)

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