2021.3.6・14 二山まとめて山行報告(大野山と高川山)

二山まとめて山行報告(大野山と高川山)

コロナ禍でマスクをして、3密を避ける行動をとってのいつもの仲間と行く山行を計画した。そして、「駅から駅への登山」がしやすい好アクセスで、且富士山の展望を満喫できる山として大野山と高川山を選んだ。昨年の春は全国的に初めての緊急事態宣言が発令され、ステイホームが強く叫ばれていたので、3~5月は自宅に籠っていた。
神奈川県山北町にそびえる大野山や山梨県大月市に位置する高川山の三月は、既に春が来ているのかどうか分からないままに早春のこれらの山を訪れた。木々の芽の萌え出る前のほんのりとした里山に心をなごまされたいとの思いででかけた。

【大野山】

山行日2021.3.6
参加者 L関山(記)、堤、福井、今堀
コース
毎年のように正月4日頃行われてきた鍋ハイクのコースとは逆の谷峨駅から登り、洒水(しゃすい)の滝を見て山北駅に下りることにした。
谷峨駅9:10・・・吊り橋/嵐橋・・・9:40登山口・・・10:00車道/バイオトイレ・・・10:25東屋/野菜・ジャム無人販売所・・・11:00休憩所/昼食11:30・・・11:45大野山・・・三椏畑・・・12:10犬クビリ・・・12:55地蔵岩入口・・・13:15旧共和小・・・13:52大野山登山口/バス停・・・13:55樋口橋交差点・・・14:20*洒水の滝・・・14:55樋口橋交差点・・・15:15山北駅
12.9km 6時間5分の山旅でした。

出発地・谷峨駅は三角屋根の小さな無人駅でスイカが使用できず、松田駅で切符を買って
乗車した。河津桜咲く谷峨駅前を出発して、酒匂川に架かる吊り橋(1集団10人制限)を渡って舗装された林道に入り坂道を登って行く。やがて前方にハイキングコースの案内板が目に入り、ここを左折すると登山道となる。登山道の要所要所には木彫りのリスやヤマドリ、キジなどが置かれ、目を楽しませてくれる。ほどなくして林道交差地の端正なバイオトイレに到着。小休止後まもなくして東屋に着くと、ここは野菜、ジャムなどの無人販売所になっていて、食材を買い求めた。やがて鹿柵の中に入り、山頂まで一気に開けた登山道が続きます。鹿柵を出てカヤトの斜面をジグザグをきりながら高度を上げて行くと634mと書かれた標柱の脇に木彫りのウサギがあった。やがて登りも緩やかになり展望を楽しめる東屋に着いたが、富士山を見ることができずここで昼食とした。頂上は展望が効かず、家族ずれの登山者が数組寒そうに食事をしていた。山頂には三椏が多数植えられていて黄色の花が咲き出していた。下山予定の地蔵岩コースは崩落ケ所があり通行禁止になっているが、登って来た人と工事作業者に状況を聞いたところ、気をつけて通行すればOKとのことで、無事に下山できた。その足で洒水の滝に寄り道し、水量の少ない一條の滝を見た。ここにも三椏が咲き誇り、春の到来を実感した。そして、無人販売所で野菜や果実を購入し、荷を重くして駅に向かった。

【高川山】

山行日2021.3.14
参加者 L関山(記)、堤、渡辺綺、今堀
コース
初狩駅9:00—9:30登山口—10:00男坂・女坂分岐—10:20合流点(男坂/女坂)—10:40山頂11:00—11:15分岐(古宿・中谷入)—805m地点/昼食11:35-12:05—12:25分岐(田野倉/むすび山)—12:55天神峠—13:10峯山—13:30オキ山—14:00むすび山14:20—14:25登山口—14:45大月駅
8.2km 5時間45分の山旅でした。

大月市は域内にある富士山を望む優れた景観がある山域を秀麗富嶽十二景と称し、12ケ所19座を指定している。高川山はその中の11番目にあたる。
昨日の大雨と打って変わって今日は爽やかな登山日和に恵まれ、初狩駅前からは威風堂々と聳える滝子山を望むことができた。身支度をして、いよいよ出発だ。
駅を出てすぐ右折してガードをくぐり左折して墓地横の舗装された林道の坂道を登って行く。やがて簡易トイレの置かれた登山口となり、登山者カウンターを押して砂利道を進むと最初の沢との分岐に着いた。標識を見落とし易いので注意! 左の尾根に取りつき本格的な登山道を登って行くと、木の根っ子が多い急登となり、やがて男坂・女坂の分岐となる。九十九折が続く男坂を行くと岩がゴロゴロした急登があるが、頑張って登ると女坂との合流地点になる。ここから頂上までは比較的緩やかな登りとなり、周囲が開けた林の中のクマザサの道をもう一登りすると頂上に着いた。ワオー見よ、この大展望を! 富士山展望の名所とされるところは数あれど、ここからの展望は富士山の右手前に見えている三ツ峠山からの眺望に負けてはいない。すっかり惚れこんでしまった。景色を十分楽しんで、大月駅に下山するため樹林帯の中の縦走路に入った。いくつもの分岐、ピーク、急なアップダウンを乗り越えてむすび山に着いた。この下り斜面はカタクリの群生地になっていて、2、3輪の花が咲き始めていた。ここから25分程で大月駅に着いた。

1 thought on “2021.3.6・14 二山まとめて山行報告(大野山と高川山)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です