品川山の会”さんかくてん” WEBマガジン

2018.7.12~14 日光白根山・尾瀬ヶ原・武尊山

日光白根山 7月12日 曇り時々晴れ
丸沼ロープウエイ山頂駅―白根山―五色沼避難小屋―前白根山―五色山―五色沼―弥陀が池―山頂駅

車で東京を午前3時半に出て、丸沼に7時に到着、始発の8時までゆっくりする。この時刻での登山者は10名程である。標高2000mの山頂駅には15分で到着、白根神社にお参りして、コメツガ、オオシラビソ林の遊歩道を七色平分岐まで歩く。ここから、登山道を登り始めると大日如来像があり、更に林を登り続けるとシャクナゲの白い花が出てきて、励まされる。森林限界を過ぎるが霧に囲まれて展望がない。平らな草地の後、細かい岩屑で歩きにくい急斜面になる。白根権現社から浅い窪地に降り、登り返すとすぐ白根山頂2557mに着く。休憩後、霧がだいぶ取れてきて周辺が見通せるようになり、窪地に戻り、平坦な稜線を快適に進むと、避難小屋に向かう開けた急斜面を沼を見下ろしながら下る。ダケカンバの林を抜けると、小屋前で6名程が休憩している。前白根への急登にかかるとひと気が無くなる。前白根山頂は広くどこが山頂か戸惑う。今回のコースではこの周辺だけペンキマークがあるが、他ではペンキは無く、道標も少なくすっきりしている。五色沼と白根山を見ながら、コマクサの咲く尾根を進み、五色山との鞍部に下る所で、道でない砂礫地を下ってしまい、戻る。五色山から沼への途中、植生保護グループに会う。シラネアオイを鹿の食害から守るために電気柵が設置してある。沼は白根山を目前に仰ぐ雰囲気の良い場所である。霧が晴れるのを待つが、山頂部の霧が取れない。弥陀が池で休憩、山頂駅までの所要時間を確認したら1時間20分だが、最終便まで1時間、ここからは、走るように駆け下り、無事5分前に到着。ロープウエイ利用の安易な登山だったが、前白根・五色山周回の変化のあるコースを歩け満足でした。

尾瀬ヶ原散策 7月13日 晴れ
鳩待峠―山の鼻―見晴十字路―東電小屋―山の鼻―見本園―鳩待峠

今回は、片品の「わたすげの湯」に宿泊した。温泉レストランで、大部屋だが素泊まり2900円と安い。丸沼、尾瀬戸倉、オグナスキー場へ車で30分で行け便利であった。戸倉に午前4時到着、4時半の始発バスで鳩待へ。峠から階段と木道で山の鼻に下る。石の敷かれた階段は濡れていて歩きにくいが、木道には滑り止めのゴムが貼ってあり、昔との違いに驚いた。今回は植物を見るのが目的なのでまず見本園に行く。見晴に向かう木道は、混雑している時は、図鑑を見ながら立ち止まるのは難しいが、シーズン直前、平日の早朝なので人も少なく、植物をゆっくり楽しめる。途中、尾瀬学術調査グループに会い、しばらく調査の様子を見る。ニッコウキスゲ、キンコウカ、サワラン、トキソウ、カキツバタなどが目立つ。日差しは暑いが林中は涼しい。原を9時間かけて一周、こんなにゆっくり歩くのは初めてである。昼を過ぎると、池塘にヒツジグサが咲きだし美しい。サンショウウオの群れも見えている。山頂部にガスのかかる燧岳・至仏、原の伸びやかな広がりに、気持が解放される。午後になり人が増えてきたが、ここを行く人たちは、リラックスしている。昼寝も楽しみながら、山の鼻に戻る。時間もまだまだあるので見本園に入る。人はすくなく、のんびり散策後、峠への道をゆっくり登る。4時40分のバスで戸倉に戻り、車で宿に向かい、温泉とビールで夕食。尾瀬は老後の楽しみと思っていたがいつ来ても素晴らしい。

武尊山 7月14日 晴れ
オグナほたかスキー場―前武尊―川場剣ヶ峰―家の串山―笹清水―武尊山―スキー場

スキー場を5時半出発、レストハウス脇から登山道に入る。ペットボトルだけ持った男性が追い抜いていく。15分程登るとスキー場の舗装路で出て、ひたすら登っていくがあまりと山登りらしくない。舗装路が終わると、ゲレンデ脇の道を登り、ゲレンデ最上部で林に入る。ここから、登山道となり15分程、天狗尾根で川場野営場からの登路と合流、休憩中の登山者とあいさつ。
前武尊への急な尾根を登っていると、前方でガサゴソ、荒い息が聞こえる。クマかと身構えたら、今朝登山口で抜いていった男性でほっとする。前武尊にはヤマトタケルの銅像が屋根囲いに立っているが展望はない。山頂から下ると川場剣ヶ峰の南面岩が見え、垂直の崩壊地で迫力がある。岩稜の鞍部に出ると岩稜コースと巻き道に分かれる。岩稜はハイマツの中に踏み跡があり、岩壁に出る。ホールド・スタンスが乏しいので鎖も使って登る。左右が切れ落ちたリッジ上を進むと小さな石祠が安置されている。なかなかの高度感で楽しい。1.5mほどの梯子を降りて、進むと3m程の岩壁に出る。ホールドが見えず、巻き道を探すがわからないので、元の岩稜鞍部まで戻る。巻き道も岩を縫う歩きにくい道である。家の串を通って笹清水までは、アップダウンの続く根気のいる岩を縫う悪路である。スキー場が2000mで山頂までの標高差が少ないように見えるがそう甘くはないようだ。笹清水は水量が少なく残念だが飲めない。窪地の三つ池に癒され、笹原を行くとヤマトタケルの像が出迎え、少しで山頂である。皇海、白根、燧、至仏がよく見え、谷川連峰はガスがかかる。歩いてきた前武尊からの稜線がきれいである。剣が峰への稜線も眼下に見える。休憩中、神社からの道から次々登ってくる。女性陣が男性リーダーに剣が峰経由で下山したいと主張していたが、リーダーは譲らず手白沢小屋経由で戻るらしい、天気も良い、時間もある、体調も良い、しかし予定どおり戻ると決めたリーダーもメンバーも立派である。下界ででは、なかなかこうはいかないかも。ゆっくり休憩後、下山にかかる。岩稜を行きと逆のコースで歩くことする。巻き道から鎖で岩稜上に乗り、岩を巻くと、例の岩壁の下に出る。やはり、巻き道は無いので、壁を登る。小さいがホールド・スタンスがあり登ることができる。しかし、上からは見えないので、難しそうだ。岩稜上の祠で休憩後、前武尊を通って、スキー場ゲレンデまで戻る。舗装路は嫌なので、ゲレンデをまっすぐ降りることにする。音がするので振り返るとゲレンデ斜面を二頭の鹿が飛び跳ねながら横切っていく。すごいスピードに、びっくりする。スキー場に他の車は無く、このコースで今日歩いたのは、私だけのようだ。帰りに「わたすげの湯」(宿泊者は無料)に寄り、帰宅した。(記:堀井栄治)

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