2024.10.11~12 赤岳へ真教寺尾根を登り県界尾根を下りました
赤岳東面を登る
↑・真教寺尾根 ↓・県界尾根
報告者:堀井
10月11日 晴れ後曇り たかね荘ー賽の河原ー牛首山ー扇山ー赤岳頂上山荘
10月12日 晴れ後曇り 山荘―赤岳―横岳石尊峰―赤岳天望荘ー県界尾根巻道ー大天狗ー小天狗ー大門沢ースキー場ーたかね荘
赤岳には十数回登っているが、東面からのルートは未踏なので、今回真教寺尾根と県界尾根を計画した。バスなど交通機関はないので、車での山行とする。前日、登山口・駐車場のたかね荘(休業中)を確認し、たかねの湯で入浴、食事の後、道の駅みなみ清里で車中泊した。
頂上山荘泊なので時間に余裕があるので、早朝明るくなるのを待って出発し、たかね荘(1560m)に向かう。準備をして歩き始めようとしたのだが、登山口の標識がみつからずバンガローの間を抜けるそれらしき道を進むが行き止まりになってしまい駐車場に戻る。駐車場から小道を奥に進むと標識と登山箱があった。
丸太を並べた歩きにくい階段を登ると羽衣の池にでる。わずかに水面が残る湿地のようで羽衣のイメージがわかない。笹原のなかを緩やかに登っていき、徐々に傾斜の増した道を進むと突然、サンメドースキー場の最上部に出る。しばらく登ると開けた平地・賽の河原(1906m)に到着、赤岳の堂々とした姿が目に入り、登行意欲が湧いてくる。ここから、さらに傾斜がきつくなり、樹林帯をもくもくと登り続けると、やがて傾斜もゆるみ牛首山(2280m)に到着、展望はない。いったん下り、上り下りを繰り返しながら徐々に登って行くと扇山(2320m)である。ここも眺望はない。
赤岳山頂
今回の真教寺尾根と県界尾根は最上部を除くとほとんど眺望のない地味な登山道である。扇山の先からがダケカンバ林の急登につぐ急登となり、息を切らしながらの登りとなる。やがて、鎖のかかる岩崖を連続して登るようになり息の切れるつらい登りになる。頭上に次々と岩峰が見えだすが、主稜線にはなかなか、たどり着かずじわじわと我慢の登りが続く。やっとの思いで真教寺尾根の最上部、赤岳に続く稜線上の竜頭峰基部に到着、ここで大休止とする。稜線の信州側をトラバースすると文三郎道にでて、ひと登りで赤岳南峰頂上(2899m)である。
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