2018.7.16~17 火山と泥流の山 十勝岳2077m 百名山

火山と泥流の山 十勝岳2077m 百名山

期 日:2018.7.16~17
参加者:L佐藤、SL堤、福井。松平、松尾、上野、安達(記)
コース
◆17日(火) 東神楽ロッジ(9:10) → 美瑛観光、青い池散策(12:30) → 十勝岳望岳台・昼食(13:00~13:45) → 登山口(13:45) → 避難小屋(15:30)
◆18日(水) 避難小屋(4:30) → 昭和噴火口(5:45) → 十勝岳山頂(7:30) →平ヶ岳往復(7:50) → 軽食(8:10) → 昭和噴火口(8:50) → 軽食(9:10) → (9:50)避難小屋(10:10) → 十勝望岳台(11:00) → 白金温泉 → 美瑛・四季彩の丘 →17:00旭川空港

◆17日(火)
大雪山・黒岳の悪天候による疲労も、ロッジ隣接のホテルで汗を流し、ベッドや布団に手足を伸ばし深い睡眠で解消する。翌朝うどんで腹ごしらえし、昨日干したテントを取込みロッジを後にする。

十勝岳登頂は明日の楽しみにし、本日は中腹の避難小屋で停泊。時間はたっぷりあるので、美瑛観光をしながら、望岳台に到着する。十勝岳山頂は雲が覆われ、本日も天候がすっきりしない。
登山口には、下山したばかりの地元児童が集団登山でにぎわっていた。
登り始めてまもなく正面遠くに避難小屋が見えてきた。さえぎる木や植物、巻き道もなく、ひたすら真っ直ぐの道のりです。黒い溶岩石が広がり、富士山に似た山容。避難小屋に着くと、堤さんと松平さんは、ビールを冷やすために近くの雪渓から雪をすくいに出かけた。緯度が高いため、日没は遅い。本日の夕飯はアマノのカレー。ドライフーズは進化している。美味かったです。

◆18日(水)
3:00起床。朝食は、昨日多めに炊いたご飯を使ってリゾットにしました。本日は十勝岳と避難小屋のピストンなので荷物を軽くしてスタートしました。
登り始めはガスで五里霧中。道しるべのペンキを頼りに進む。視界はないが、毬のような小さなシモツケが目を和ませてくれる。

傾斜が緩やかになり始めると、硫黄臭がしてきた。上野さんが「だれかオナラしたな」と疑ってましたが、どうやら現在も噴煙活動中の62-Ⅱ火口からの煙のようだ。昭和噴火口外輪部からしばらく続く踏ん張りの利かない砂地が終わると、荒々しい岩道になる。その頃からガスが切れ、空は爽やかに青く視線が足元から前方に変わった。十勝岳山頂が見え始めた。てっぺんに登頂。我々が一番のり。360度ぐるり見渡し、稜線左手の先に「トムラウシ山」「旭岳」を望む。本日だったら、大雪山連峰を闊歩できたのに。ちょっと悔しい。

十勝岳の裏側は砂地が広がり登りの岩稜帯と全く別の景観に驚かされる。時間があるので近くの平ヶ岳を往復し、十勝岳山頂に戻ると、男性が数名登頂していた。「ここからトムラウシまで1日でいけるよ」と言っていたが、きっと健脚なんだろう。山頂からの下りはすっかり視界が晴れ色んなものが見えてきた。富良野や美瑛の丘陵、噴火口の摺鉢状のえぐれ具合、噴煙活動中付近の雪渓が黄ばんでいる。ほんのさわりではあるが、地球の内側を真近で感じ、結構危険と隣り合わせだったと無事生還を胸を撫でおろす。
下山口近くになると、今日も地元児童の集団とすれ違う。みんな元気だった。

下山後は、白金温泉で汗を流し、美瑛丘陵の四季彩の丘から十勝岳連峰の雄大さを眺め、旭川空港に向かいました。

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