2021.6.13 三ツ峠山(アツモリソウ保護活動)交流山行報告

三ツ峠山(アツモリソウ保護活動)交流山行報告 (都連盟・女性ネットワーク主催)

日 程 2021年6月13日(日)
参加者 L堤、渡辺綺、矢沢、関山(記)
コースタイム 河口湖駅9:20—三ツ峠登山口9:40・・・トイレ10:00・・・11:20三ツ峠山荘/ 昼食12:00・・・<アツモリソウ観察/テンニンソウ、笹の下草苅>・・・山荘13:00・・・開運岳・・・<カモメラン観察>・・・ 13:45山荘13:50・・・トイレ14:40・・・15:00三ツ峠登山口—15:20河口湖駅

都連盟女性ネットワークが主催するこの山行は、都連ニュース4・5月合併号でも広く参加を呼び掛けていましたが、コロナ感染防止のために緊急事態宣言が発出されていたので、少人数での開催が想定されていた。それでも、総勢14名(内最高齢者82才)で、当会からは4名が参加して日帰りで行われた。(昨年はコロナで中止でした)

この交流山行は例年梅雨のシーズンに、アツモリソウの開花時期に合わせて、多少の雨でも実施されてきた。花の名山の三ツ峠山の植物の植生や花木名を学びながら、登山口からゆっくり歩行で三ツ峠山荘を目指します。この登山道では約60種の花木をみることができ、過去3回の山行で学習して覚えた花木名を「三ツ峠山で見かける花木」と称する一覧表を作成して持参したが、今年は開花の時期が終わってしまったのか、花の賑わいの無い寂しい登山道となり、この一覧表の出番はなく、山荘を目指してひたすら歩いた。例年2時間30分程をかけて、ゆっくりと花の観察をしながら山荘を目指していたが、今年は1時間20分で着いてしまった。山荘主人の中村さんは、私たちの到着を待っていて下さり、早速お茶を出していただき食事をとった。

食後は中村さんの案内で、大事に柵で保護されて株数を増やしているアツモリソウを見学し、今が受粉の最適期で臭いを放出している等の話をうかがい、自生地の育成環境を維持するボランティア活動を精力的に行っていらっしゃる姿にあらためて感銘を受けました。別の生息地に場所を移動して、鎌を使ってテンニンソウや笹の草刈りをしました。
小一時間ほどで草刈りを終えて、カモメラン等を見に開運山山頂と電波塔周辺を散策することになりました。見晴の悪い三ツ峠の頂上には一組の老夫婦がいた。集団の来頂者を嫌って、食事をそこそこに下りてしまった。シャッターを押してくれる人が居なくなり、雲をバックに記念写真を撮ってカモメランの生息地に向かった。山頂付近拡大図②~③の頂上直下の土手には例年、キバナアツモリソウとカモメランを見ることができたが、今年は小さなキバナアツモリソウ1株しか見ることができませんでした。しかし、③~④の登山路の土手では紅白のカモメランがいつものように咲いていた。
中村さんにお礼と別れを告げて、来た道を下り、迎えの大型バスで河口湖駅に向かった。

地元の交通事業者の方々はコロナの影響で、経済的に大変な苦労をなさっていらっしゃいます。T&T交通 0555-76-8880をご利用下さい。
帰路の新宿までのバス予約をして、駅近くのカフェレストランで地ビールと地酒を楽しみました。

【感想】矢沢さん
天人草は、白いきれいな花を咲かせるそうで、外来種ではなく、シカも食べるそうだが、力強く繁殖し根を張る。地下茎が凄く強く、それがアツモリソウを駆逐してしまうらしい。そんな訳で刈らせてもらった。
見せて頂いたアツモリソウは今年も素敵でした。別の場所にも、沢山増えており、随分苦労されたと思うが感激でした。
とても短時間で申し訳ない位でしたが、日頃からの中村さん達のご苦労を垣間見れたのが何よりでした。

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